彼岸花が5千本!長野県にある隠れた観光スポット嶺岳寺に行ってみた
彼岸花が5千本!長野県松川町にある、地元民しか知らない、隠れた観光スポット「嶺岳寺(れいがくじ)」へ行ってきました。
SNS映え抜群の写真スポットでもあります。嶺岳寺は5千本の彼岸花が見られるお寺です。9月中旬から9月下旬が見頃。真っ赤な花は写真映えも抜群!一眼レフを持って写真を撮っている方もたくさん見かけました。
それでは、嶺岳寺の写真をたくさん撮ってきたので写真と一緒に色々紹介します。
彼岸花って?
彼岸花はシビレ花、幽霊花など物騒な別名が多く、色々なイメージがあると思いますが、赤く凛とした美しさがある花です。
それに、不吉な別名はありますが、由来は「亡くなった人が安らかに眠れるように」等の意味がある心のこもった別名。実際は不吉な花ではないのです。
それでは、写真とともに紹介していきます。
駐車場→嶺岳寺
駐車場は有料と無料があります。無料駐車場から歩くと、すこし急な斜面を登っていく必要があります。足腰が弱い方は有料駐車場に止めましょう。
無料は歩く必要がありますが、彼岸花が両脇に植えられた中を歩けます。
嶺岳寺への坂を上がる前の100メートルほど離れた場所にあります。止めるのは保育園の駐車場でした。
今日は平日ということで、人はあまりいなさそう。駐車場も空いていました。止められる台数が少ないため、人が増えるとすぐに止められなくなりそうです。
駐車場を出るとすぐに信号が見えて来ます。
これはボタンを押さないと渡れないやつですね。 道を渡るとまっすぐの一本道。
先の方に急な坂があるのが見えますね。その坂の下が嶺岳寺の入り口です。
そこまで行く前に小さな橋があって、トトロみたいな光景が見えました。田舎ならではだなぁ〜。
坂を登ると…。
入り口に到着!駐車場からは5分も歩きませんでした。ちなみに有料駐車場はこの坂の上です。
嶺岳寺(れいがくじ)
階段を登ると両脇に彼岸花が咲いています。
そろそろ終わりの時期に行ったので、少し赤みが薄かったかた?
中には白い彼岸花も!とても綺麗です。白の彼岸花の花言葉は、「また会う日を楽しみに」「想うのはあなた一人」らしいですよ。お墓近くにあると、花言葉の想いも感じてしんみりしてしまいますね。
しばらく行くと嶺岳寺の案内図が立ててあります。至る所に置かれていますので迷うことはありません。(さして広い場所ではないので、直感で歩いてもOK。)
展望台までの道のりですが、片側がなぜかサバイバルみたいな道になっています。ヒールは危険。
反対側の道はなだらかな斜面ですので、上の展望台はそちらから登るのが無難です。こちらの道を行くと中展望台へ行けます。
中展望台にはこんな感じでお墓があります。
ここはお地蔵さんだけです。展望台へのショートカットコースもありますが、めちゃくちゃ急です。すこし戻って反対側から展望台に登るのが無難。
展望台
展望台への道すがら、鐘をつけたりもします。
平日なのに観光客もほどほどにいました。見頃は明日までらしいので、結構賑わったのかな。
彼岸花のなかに隠れるようにして、小さなお地蔵さんがあちこちにありました。
展望台へ向けて、彼岸花の数も段々多くなって来ます。一面の彼岸花は綺麗です。
展望台までは両脇に彼岸花が植えてあります。一面真っ赤です。
展望台にもお墓がありました。景色を一望できる高台にあります。
こんな景色の良い場所にお墓があるって良いですね〜。これで一通り回りました。あとは下るだけです。
もちろん帰り道にも彼岸花。
嶺岳寺(れいがくじ)詳細
嶺岳寺は、長野県下伊那郡、松川町にあります。結構マイナーな場所ですね。周辺には駒ヶ根、高森、飯田などがあります。少し時間はかかりますが、松本城や諏訪湖にも行ける距離です。
・TEL : 0265-36-3572
・交通アクセス:(1)松川ICから車で11分 (2) 鉄道利用:JR飯田線伊那大島駅下車タクシー3.3km 約7分 /JR飯田線伊那大島駅下車徒歩2.7km 約33分
・URL : スポット情報:嶺岳寺の彼岸花 長野県|南信州|田舎自然ポータルサイト「ぶらっぷ」
彼岸花は不吉?お墓にあるのはなぜ?別名や花言葉も大調査!
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お墓でよく見る、彼岸花はちょっと不吉なイメージがありますよね。さらに、別名には「死人花」という呼び方もあり、不吉な印象が強まります。しかし、本当に不吉な花なのでしょうか。お墓に植えられている意味とは? そこで今回は、彼岸花について色々調査をしてみました!
そもそも、彼岸花ってどんな花?
彼岸花は、真っ赤な花弁と葉っぱのないスッと伸びた茎が特徴の花。彼岸花という名前の由来は、秋のお彼岸の時期に咲くためです。
学名:Lycoris Radiata 科・属名:ヒガンバナ科・ヒガンバナ属
英名:Spider lily
学名:Lycoris radiata
原産地:日本、中国
開花期:7~10月(原種は9月)
花の色:赤、白、ピンク、黄、クリームなど
英名「Spider lily」。「Spider」はクモ、「lily」はユリという意味です。彼岸花の見た目からこうつけられたのでしょう。
また、学名は「Lycoris radiata 」。リコリスとも呼ばれます。日本名とだいぶ印象が違い、かわいらしいイメージになりますね。
彼岸花の一般的なイメージ
彼岸花にはどんなイメージがありますか?
「彼岸花という名前だし、死後の世界をイメージする」「お墓のイメージがある」など、すこし不吉に思う方も多いでしょう。実際、彼岸花はお墓周辺に植えられることが多く、陰気なイメージが強い花となっています。
彼岸花の特徴は「毒」
彼岸花には強い毒性があります。彼岸花の茎には、毒が含まれているため取り扱いは要注意!誤って食べると激しい下痢・おう吐に見舞われます。また、痙攣をして呼吸不全に陥ることも…。
そのため、「彼岸花」という名前の由来として、「食べたら死彼岸(死)しかない」という意味で「彼岸花」となった、という説もあります。
ただし、飢餓時には毒を抜いて食べることができ、多くの人を救った花でもあります。死と生。二つの面を持つ花なのです。
彼岸花の別名と由来
彼岸花の別名は学名などを入れると千近くあるようですが、その中でも有名な別名は、「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」「死人花(しびとばな)」ですね。仏さまや死をイメージする言葉ですね。言葉だけ見ると、仏壇や死人のイメージがある言葉なので、「ちょっと不吉…」と思う方もいるかもしれません。
曼珠沙華(まんじゅしゃげ)ってどういう意味?
曼珠沙華ってちょっと難しい言葉ですね。
> 仏教で伝説上の天の花。サンスクリット語の音写。純白で,見る者の悪業を払うといわれ,天人が雨のように降らすという。日本ではヒガンバと呼ばれ鮮紅色の花を咲かす。
実は悪行を払う、ありがたい意味があります。そして天人が降らす「天の花」…素敵な言葉です。彼岸花ではなく曼珠沙華と言えば、良い花というイメージになりますね。
これからは曼珠沙華って呼ぼう。
死人花って呼ばれるのはなぜ?
死人花という別名はお墓に植えられることが多いためにつけられました。
お墓に植えられている理由は「毒性」のため
お墓にある彼岸花は、害獣除けとして使用されています。毒があるため、モグラやネズミ、野良犬などが近寄らないのです。
昔は火葬だけでなく、土葬などもされていました。掘り返されたら大変ですよね。彼岸花の別名「死人花」には「死人を守る花」という意味もあるのです。
彼岸花の別名には、「亡くなった方が静かに眠れるように…」という先人の思いと知恵が詰まっているのですね。
田舎に行くと畑周辺や田んぼのあぜ道に彼岸花が植えられている場合があります。これも、害獣によって荒らされないために植えられているものです。
他にもある!不吉な別名がつく納得の理由
子どもを守るため
彼岸花には強い毒性があります。そのため、子どもが手を触れないように「不吉な花」「怖い花」という印象を持つ別名が付けられたと言われています。
子どもから守るため
彼岸花は毒を抜くと非常食になります。また、薬として使われる場合もありました。そのため、もしものときに使えるように、残しておく必要がありました。そのため、子どもが誤って抜いてしまわないように、「幽霊花」といった不吉なイメージを花に持たせたのです。
彼岸花の不吉な名前の中には、子どもが「イタズラで抜いて荒らさないように」という意味がこめられています。
今回紹介した曼珠沙華、死人花以外にも「シビレ花」や「地獄花」、「幽霊花」、「毒花」など、どれも少し不吉な別名がたくさん付けられていますが、花自体は不吉な花ではありません。(ただし毒があるため、取り扱いには注意が必要です)
彼岸花の花言葉
赤の彼岸花の花言葉
独立
再会
あきらめ
悲しい思い出
思うはあなた一人
また会う日を楽しみに
赤という色から、情熱などの名前が付けられています。赤はスタンダードな色ということで、他の色の花言葉も含まれています。悲しい思い出、また会う日といったことばはお墓に植えられることが多いことから、付けられたもののようです。
白の彼岸花の花言葉
想うはあなた一人
黄色の彼岸花の花言葉
黄色ならではの、陽気、元気といった言葉がありますね。そのほか、追想など哀愁のある花言葉もあるようです。
彼岸花には深い意味が隠されている
彼岸花にはたくさんの意味が隠されています。花言葉も哀愁があって美しいものばかりです。彼岸花の知識があれば、不吉というイメージはなくなるでしょう。