【乙女の本棚】文学小説が画集に!? 美しい絵と小説の世界へようこそ!
日頃のストレス解消に「綺麗な絵でも見て癒されよう…」と画集を探していたところ、有名イラストレーターと文学小説のコラボ作品「乙女の本棚シリーズ」を発見。
有名イラストレーターと文学小説のコラボってなに…?
しかも私の好きな『檸檬』もある…!
絵がイケメン…!
ということで、「乙女の本棚」について調べてみました。
- 乙女の本棚って?
- 『檸檬』(著:梶井基次郎 , イラスト:げみ )
- 『猫町』(著:萩原朔太郎,イラスト:しきみ)
- 『女生徒』 (著:太宰治 , イラスト:今井キラ)
- 『葉桜と魔笛』(著:太宰治,イラスト:紗久楽さわ )
- まとめ
乙女の本棚って?
乙女の本棚は立東舎レーベルから販売されている小説です。
コンセプトは
「小説としても画集としても楽しめる 珠玉の一冊。」
有名イラストレーターが挿絵を担当していて、画集のような美しい仕上がりになっています。プレゼントにもピッタリ。 現在販売されているのはこの4冊です。
それぞれ紹介していきます。
『檸檬』(著:梶井基次郎 , イラスト:げみ )
絵が一番好みだったのはこの『檸檬』。透明感のある絵と、時代が伝わる背景に目が引かれます。 『檸檬』はとても有名な話なので、教科書で読んだことがある方も多いのでは?
げみってどんな人?
透明感のある絵が印象的なイラストレーターさんです。 pixivで絵を公開しているので興味がある方はぜひのぞいてみてください。 素敵な絵が多くて、一瞬でファンになりました。
小説の挿絵なども複数担当していて、作品集も出しています。
『檸檬』あらすじ
精神的に参っていたところ、果物屋さんで檸檬を購入します。檸檬を見ていると不思議なことに今までの憂鬱な感情がスッキリとなくなりました。
これでもう大丈夫だ! と思いましたが、またしばらくすると憂鬱な状態に逆戻り…。
今まで好きだったことをしても気分は一向に上がりません。
そんな時、またあの檸檬に出会います。あの丸い感じ、つるっとした冷たい肌触り、最高…。
という檸檬を見ると幸せになれる、 変わった性癖を持つ主人公のお話しです。
(※あらすじには若干主観が入っています)
檸檬 乙女の本棚
『猫町』(著:萩原朔太郎,イラスト:しきみ)
『猫町』は萩原朔太郎の代表作。 萩原朔太郎は詩人として活躍していた人物で、小説はあまり書いていないんですよね。『猫町』はそんな朔太郎の数少ない小説です。詩人ならではの独特な感性に引き込まれる一冊になっています。
奇妙で不思議な世界に浸れますよ~。
文章だけだと「なに言ってるのこの人…?」と読めなかった方も、イラストが入っていれば読めるかも。
しきみってどんな人?
しきみさんは、『刀剣乱舞』のキャラクターデザインなどを担当したイラストレーターてす。
テレビアニメに出てきそうな雰囲気のイラストが多いですね。 あ、既に出てる人か…。
こんな作品集も出しています。
『猫町』あらすじ
麻薬中毒になってしまった主人公。これはまずい。と健康のために散歩をします。
ある日、山間の温泉施設に行った主人公は、幻覚なのか、猫が人のように歩く不思議な世界へ迷い込みました。
どこを見ても猫、猫、猫、猫、猫…!?
俺はいったいどうしたんだ…!?
という方向音痴な主人公の話し。
(※あらすじには若干主観が入っています)
猫町 乙女の本棚
『女生徒』 (著:太宰治 , イラスト:今井キラ)
『女生徒』はあの有名な太宰治の作品。絵はイラストレーターの今井キラさんが担当しています。
今井キラってどんな人?
ファッションブランドAngelic Prettyなどで活動しているイラストレータです。 ゴスロリ系や、ファンタジックでかわいいイラストが多い印象。
独特な世界観がありますね~。
『女生徒』あらすじ
主人公は女学校に通う少女。
朝起きると自分は空っぽだと、人生に悲観したり、母からもらったお洒落な傘を手に、まるでここはパリのようだと思いこみ、でも目が覚めると現実を知って「私って可哀想…」と落ち込んだり。
学校に行くといい子の私を演じなければいけなかったり、家に帰れば母親のご機嫌取りばかりしたり。
仕方ないと思っていても、そんな自分は嫌だと感じていて…。
大人になっていくけれど、心がついていかない。 思春期ならではの浮き沈みが激しい少女の心情を描いています。
この話きちんと読んだことないんですが、改めて調べると内容がめっちゃ気になる…。
女生徒 乙女の本棚
『葉桜と魔笛』(著:太宰治,イラスト:紗久楽さわ )
こちらも太宰治の作品です。
紗久楽さわってどんな人?
紗久楽さわさんはイラストレーターというよりも漫画家さんみたいですね。着物など時代劇のような絵が得意なようです。
『葉桜と魔笛』あらすじ
おばあさんは葉桜の季節になると、あることを思い出す…と昔話を語ります。
おばあさんには妹がいました。妹はとてもきれいな人でしたが、病気にかかっていて余命百日と宣告されてしまいます。 あまりの不憫さに悲しみ、慰めになるようにと姉は手紙を書きました。妹が病気だと知って離れていった男だと、偽って書いた嘘の手紙を…。
病気の妹とその姉の、一瞬の儚い日々を描いたお話です。
葉桜と魔笛 乙女の本棚
まとめ
どれも面白そうな話ばかりです。
文学小説ってちょっと書き方が特殊で読みにくいと感じることもありますが、絵があるとまた違うイメージで読めそう。
どれも有名な作品ばかりなので、いままで読んだことないって人は一度読んでみるのがおすすめです。 現代小説では感じられない独特な雰囲気が味わえますよ~。
おわり